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講座|中村好文+増田奏|住宅設計入門|全8回|一般教室

講座|中村好文+増田奏|住宅設計入門|全8回|一般教室

通常価格 ¥100,000  税込
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1|2023年1月12日(木)18時-20時半
2|2023年2月19日(日)*課外授業(住宅見学会)
3|2023年3月16日(木)18時-20時半
4|2023年4月13日(木)18時-20時半
5|2023年5月17日(水)18時-20時半
6|2023年7月11日(火)18時-20時半
7|2023年8月17日(木)18時-20時半
8|2023年9月14日(木)17時-19時半
場所……自由学園明日館|東京都豊島区西池袋2-31-3(目白)
定員……10名


内容……住宅建築の名手ふたり、中村好文さんと増田奏さんに教わる住宅設計入門。おふたりは吉村順三設計事務所の元同僚で、息のあった「かけあい」によりなごやかに、多角的に「よい住宅とはなにか」をまなぶことができます。
*実務経験3年以上の方は「プロ教室」(以下)を御検討ください。
https://shop.kogei-seika.jp/products/detail.php?product_id=955
*同じ講座の2年連続受講は御遠慮いただいております


講師……中村好文 NAKAMURA Yoshifumi
建築家。1948年千葉県生れ。武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務後、都立品川職業訓練校木工科で家具製作を学ぶ。その後吉村順三設計事務所に勤務し、1981年、自身の設計事務所レミングハウス設立。87年「三谷さんの家」で吉岡賞、93年「一連の住宅作品」で吉田五十八賞特別賞を受賞。主な作品に「上総の家ⅠⅡ」「museum as it is」「Rei Hut」「伊丹十三記念館」など。著書に『住宅巡礼』『住宅読本』『意中の建築』(いずれも新潮社)、『普段着の住宅』(王国社)、『中村好文─普通の住宅、普通の別荘』(TOTO出版)など。

講師……増田奏 MASUDA Susumu
建築家。1951年横浜生れ。早稲田大学大学院建築学科修士修了。1977-86年、吉村順三設計事務所勤務、中村好文氏と出会う。1987年、SMA設立、今日に至る。著書に『住まいの解剖図鑑』(エクスナレッジ)など。


講座内容
第1講|1月
・オリエンテーション/講座内容の案内
・小住宅の魅力について……スライドによるレクチュア
・小住宅設計の課題出題……課題内容の説明と質疑応答
第2講|2月
・課外授業……小住宅見学会+懇親会 *交通費・飲食費は各自負担
第3講|3月
・名作住宅を語る1
・エスキース(計画案)発表1……講評+アドヴァイス 
第4講|4月
・名作住宅を語る2
・エスキース発表2……講評+アドヴァイス
第5講|5月
・名作住宅を語る3
・エスキース発表3 or お楽しみ即日設計
第6講|7月
・名作住宅を語る4
・お楽しみ即日設計 or エスキース発表3
第7講|8月
・名作住宅を語る5
・エスキース発表4……講評+アドヴァイス
第8講|9月
・コンペ形式の作品発表+審査および講評会+打上げ懇親会


中村さんから……この住宅設計講座は今回で7回目になります。第1回目の最終回にゲスト講師として受講者の作品を講評してくれた『住まいの解剖図鑑』の著者の増田奏さんは「教え上手」かつ「教え好き」という得難い人材なので、2年目からこの講座の専任講師に迎えて、ぼくと2人(白髪コンビ)で教えることになりました。個性の異なるふたりの講師の授業は「建築」とりわけ「住宅」に関する古今東西のエピソードを随所に交えながら進んでいく自由闊達なスタイルが特徴と言えるかもしれません。
 ここで講座の内容を簡単にご紹介します。「一般講座」では、受講者の皆さんに、小住宅の設計をしてもらいます。ぼくたちは、皆さんのアイデアに耳を傾け、設計案を見せてもらいながら、住宅建築家の立場から、手を差し伸べたり、口を挟んだり、背中を押したり(ときには足を引っ張ったり)して、受講者それぞれのアイデアとこだわりを盛り込んだ基本設計案をまとめ上げるところまで、お付き合いします。
 「プロ講座」は受講生がふだん住宅設計に従事している方たちということで、実務的な課題を出題して設計してもらいます。住宅を設計する際の心構えから、ディテールのデザインに至るまで、かなり突っ込んだ内容の講座になります。ふたりの講師は根は心優しいタイプですが、どちらかと言えば辛口なので、チクリと針を刺すような発言も出るかもしれません。そのチクリが受講生の方々が実際に住宅を設計するときの指針になり、暗礁に乗り上げた設計の解決のヒントのひとつになってくれたら嬉しい限りです。
 毎回、一般講座とプロ講座の授業の初めに「名作住宅を語る」というとっておきのミニ・レクチュアも付いています。この「名作住宅を語る」は、住宅設計に興味のある人(一般講座受講者)、住宅設計に従事している人(プロ講座受講者)に対して、その住宅が名作と称される所以について解説し、住宅建築の間口の広さと奥行きの深さについて伝えるミニ・レクチュアです。授業のマクラに30分程度、掛け合いで話します。一般講座受講者なら「ああ、あの住宅はこうこうこういう家で、ここのところが見どころなんだよ」と言えるようになったり、プロ講座受講者なら「あれはね、こういう発想から導かれたアイデアで、プランはこんな風に構成されているんだよ」とサラサラっと描けるようになったりできれば……と講師コンビは考えています。さて、どんな名作住宅が俎上に上がってくるか? それは、受講者だけのお楽しみ。

増田さんから……設計実務を始めた設計事務所で中村さんと出会ったのは、もう45年も前のことです。お互いに未だ20代でした。それをきっかけに、中村さんからは建築関係だけでなく、美術・工芸・文学・音楽・映画……多くのことを教わりました。私が青春時代を卒業し、ひとり立ちすべき頃でしたので、その後の私の「考え方・生き方」に大きな影響がありました。今でも尊敬する「兄貴」ですね。
 一方で、設計実務や日々の暮らしを重ねて行く間に、私自身の「考え方・やり方」も試行錯誤を繰り返しながら、やっと固まって来たところです。今は、中村さんとは「とても近くて、かなり遠い」自分を見ております。
 中村さんが住宅設計講座の講師の相方に私を選んでくださったのも、そんな「共感」と「異論」を、敢えて教室に持ち込もう! という意図に違いありません。中村さんに遠慮することなく、丁々発止、講座を盛り上げて行こうと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。


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