通信講座|古道具坂田と私3|青井義夫|坂田さんと「もののあはれ」
通信講座|古道具坂田と私3|青井義夫|坂田さんと「もののあはれ」
公開……2023年1月31日-2023年4月30日/約95分
*公開期間後は御購入者も本講座(動画)を視聴できなくなりますので御注意ください
*本講座は2022年12月に工芸青花で開催された講座「古道具坂田と私3」と同じ内容です
内容……東京目白にあった「古道具坂田」(1973-2020)は、骨董商の坂田和實さん(1945-2022。著書に『ひとりよがりのものさし』等。「museum as it is」創立者)がいとなんでいた店で、その質素な構えに反して、とくに1990年代以降は、分野も世代も国境もこえて多くの人々の心を照らし、ときには人生観までかえてしまうような店でした。そんな坂田さんの仕事について、さまざまな人に、さまざまな視点から語っていただこうと思います。
http://asitis.sakatakazumi.com/
講師……青井義夫 AOI Yoshio
古美術商。「甍堂」主人。1949年東京都生れ。1977年開業。池袋、鎌倉(京都)、日本橋、京橋を経て、現在は一番町(東京)に店を構える。〈骨董が細分化し専門店化してしまうのはつまらない。ブリキの玩具も平安の仏像も共に楽しいではないかというのが青井さんの主張である〉(青柳恵介『骨董屋という仕事』)。〈僕が扱うものはボロボロだったり欠けていたり、甍堂にある名品とは比べものにならないのですが、それでも、どこか共通したところがあるようにも思うのです。それは僕にとって、青井さんという人に寄せる信頼感であり、安心感でもあります〉(坂田和實「骨董屋─青井義夫と坂田和實」『工芸青花』3号)
青井さんから……ノスタルジーを誘う坂田さんのお店の佇まいに惹かれ訪ねてから、もう50年余りの月日が経ちました。
中に入ると、いつも大きな籠に一叢の野花と弥生などの土器に一輪の花が投げ入れてありました。
折々に訪ねては、まずは定番の英国の銀のスプーン選び、ロマネスク時代のキリスト教美術の残欠など、主に西欧中世の品々を求める事が多かったです。
時には、あたたかみのある李朝中期の白磁、大らかで、かつ繊細な桃山時代を象徴する辻ヶ花もあり、そんな折りは、民芸館の秋草の壺や、武蔵野図屏風の一部を切り取った様なそば猪口を感嘆し合ったのも懐しく思い出します。
坂田さんの感性の基調には、諸分野を超え、日本美術の核心にある平安時代以来の「もののあはれ」が共通して息づいている様に思われます。
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