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通信講座|工芸と私18|沢山遼+米山菜津子|「生活工芸」を考える

通信講座|工芸と私18|沢山遼+米山菜津子|「生活工芸」を考える

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■公開……2022年7月20日-10月23日/約95分
*公開期間後は御購入者も本講座(動画)を視聴できなくなりますので御注意ください
*本講座は2022年5月に一水寮悠庵で開催された講座「工芸と私59」と同じ内容です(酒井純信撮影)


内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、5月27日から31日まで東京神楽坂の工芸青花でおこなう「工芸批評」展(以下)を機に、出品者のおふたりにお話をうかがいます。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20220501.html


講師……沢山遼 Ryo Sawayama
1982年生れ。美術批評家。武蔵野美術大学大学院修士課程修了。名古屋芸術大学等で非常勤講師。著書に『絵画の力学』(書肆侃侃房)。共著に『工芸批評』(新潮社青花の会)他。

講師……米山菜津子 Natsuko Yoneyama
1981年東京生れ。2003年にグラフィック・エディトリアルデザイナーとして活動開始。CAP、PLUG-IN GRAPHICを経て 2014年に YONEYAMA LLC.を設立。出版レーベル YYY PRESS主宰。『GATEWAY』を不定期で発行するほか、オルタナティブスペースSTUDIO STAFF ONLY運営としても活動している。
http://natsukoyoneyama.tokyo.jp


沢山さんから……古作の民衆の生活用具に美しくないものはないという柳宗悦の言葉が胸につかえてきた。沖縄の織物のように、それらが美しくあるとして、それは生活の悲惨、労働の悲惨としばしば隣り合うものであっただろうから。物の美は、生活の美と必ずしも一致するものではない。物に美を見ることの暴力性を、民藝運動は排除することができない。だから考えるべきは、美しい物ではなく、美しい生活というものがあるとすればそれは何か、ということではないか。花森安治がつくった『暮しの手帖』は、はじめ『美しい暮しの手帖』という名前で創刊された。それは、民藝運動への批判だったといまでは思える。生活(暮し)とは、水や電気を含む物質的なインフラであり、自然と人間の物質代謝であり、精神の活動そのものであるからだ。そこでは、「物」から「暮し」への方針転換がなされたのである。だとすれば、「生活工芸」とは、その命名からして、民藝(工芸)と暮し(生活)、柳宗悦と花森安治の、その緩衝地帯に位置すると言えないだろうか。

米山さんから……3年前に『工芸批評』の装丁依頼をいただいたとき、この本の佇まいがどうあるべきかすぐには分からなかった。工芸とは何を指すのか。自分が受け手・使い手としてたまたま身近に経験した「生活工芸」の口あたりよく柔らかなイメージと、それ以前の「工芸」のずしりとストイックな印象が繋がらない。が、論者の話を聞き原稿を読んでいくなかで、角度はバラバラながらも全員が現状に何某かの危機感を持っていて、これからを考えるための本であることを知り、その緊張感が本として立ち現れるようにと考えたことがきっかけで1冊に纏まっていった。「工芸」から「生活工芸」が生まれたのもまた当時の危機感があったからだと聞く。3年前の緊張感がこの本を経ていまどうなっているのか、菅野さんに話を聞いてみたい。


青花の会より……お申込みいただいた方には本講座の視聴用URLとパスワードをお知らせします。
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