No.2409　浄瑠璃寺摺仏（20体）　平安時代後期

額サイズ / 29×39cm、 マット内窓サイズ / 12×22cm

京都、浄瑠璃寺本堂の国宝阿弥陀如来のご胎内から発見された阿弥陀如来坐像の摺仏です。
十二体一版を用いて七十二体を押す印仏と、百体一版で摺仏とする2種類が存在しますが、こちらは百体一版の内の20体を額装したものです。
「現存する仏教版画のなか最も古い制作として注目される（『仏教版画入門』町田市立国際版画美術館）」とあるように平安時代まで上るものです。

一番の魅力は何と言っても阿弥陀如来の愛らしさで、それぞれ違う表情で微笑ましく見守ってくださる優しい眼差しは、浄土への安らかな導きを表しているようです。
シンプルな額装ですので、現代的な空間の中でも違和感なく馴染んでくれると思います。

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