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講座|本と私1|前田英樹|保田與重郎と民藝

講座|本と私1|前田英樹|保田與重郎と民藝

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日時|2023年9月22日(金)18時−20時|開場17時半
場所|工芸青花|東京都新宿区横寺町31 一水寮(神楽坂)map
定員|20名


内容|小林秀雄と並ぶ存在でありながら、戦前から戦時中にかけての言動が誤解され、戦後は半ばタブー視されてきた、日本近代文学の忘れられた巨人・保田與重郎。その保田の文業を丹念に追い、彼は本当は何を書いたのかを解き明かしたのが、批評家・前田英樹さんの大著『保田與重郎の文学』(新潮社)です。
 この本で前田さんは保田について、ドイツロマン主義を背景とした近代批判でもっぱら知られ、戦争賛美者として後に批判を浴びた従来のイメージを覆し、古典の解釈から日本の「神ながらの道」を説いた国学者たちの系譜に連なる、米作りと祭祀に基づいた真の平和を希求した文学者としての保田像を提示しています。それは本当の文学とは何かというテーマも含み、全37章、およそ800頁という大著でありながら、多くの人々に静かな感動を呼び起こしています。
 今回の講座では、保田の戦後の主著の一つ『日本の美術史』でも論じられた「民藝運動」をテーマに、保田とのかかわりを前田さんが解説します。

*『保田與重郎の文学』の「序章」を新潮社ウェブサイトにてお読みいただけます
https://www.shinchosha.co.jp/book/351552/preview/


講師|前田英樹 MAEDA Hideki
批評家。1951(昭和26)年、大阪生、奈良に育つ。中央大学仏文科卒。立教大学仏文科教授、同、現代心理学部映像身体学科教授を歴任。現在、同大学名誉教授。著書に『沈黙するソシュール』『倫理という力』『定本小林秀雄』『言語の闇をぬけて』『セザンヌ 画家のメチエ』『信徒内村鑑三』『日本人の信仰心』『民俗と民藝』『ベルクソン哲学の遺言』『剣の法』『小津安二郎の喜び』『批評の魂』などがある。


前田さんから|
大和桜井で生まれ育った昭和の文芸批評家、保田與重郎(1910-81)は、日本の古美術に関しとても優れた、独特の批評文をたくさん書いています。その文には、読む者の心を異様に引きつける底暗い力があって、あっさり説き明かされることを拒んでいる趣さえ漂うのです。その保田が、美術批評の根本に置いたのは、「民族の造形」という考え方です。ある土地を貫いて流れ、歴史を産んで持続してゆく命から命への繋がりがある。その流れに押されて起ち上がり、時に爆発するように形を現わしてくるものが、「民族の造形」としての私たちの「美術」である、保田はそう説いています。
 この考えは、西洋近代に成立した芸術観、「主体」の内面表現とか、あるいは「対象」の写実とかといった発想をいずれも激しく拒んでいます。この態度は、保田の文業とほぼ並行する形で広められた日本の「民藝運動」と共通する点を多く持っています。宗教学者、柳宗悦が、陶工の河井寛次郎や濱田庄司、板画家の棟方志功などの賛同を得て、日本各地に繰り広げたこの運動は、近代の所産である「芸術」という考え方への根本からの疑いを含んでいました。ほんとうに美しいもの、人の命の奥から発して、人に活気や安らぎ、意識されない生き甲斐をもたらすものは、日々使われる「民衆の工藝」にほかならない。これこそ、いつの世にも変わることのない、ただひとつの美の真実である、柳はそう主張し続けました。
「民族の造形」という思想を、美術批評の根本に据えた保田與重郎は、これら民藝派の人々の活動を、同じ時代を生きる文人として、一体どのように受けとめていたでしょうか。どのような共感を抱きながら、また別の志を育て、自身の文業を生き抜いていったでしょうか。今回の講座では、このことにつき、私の思うところを、できる限りわかりよくお話することにいたします。


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