茶話会|工芸と私81|鈴木良+よこたよしか|kantyukyo という衝撃
茶話会|工芸と私81|鈴木良+よこたよしか|kantyukyo という衝撃
日時|2月1日(土)18時半−20時|開場18時
会場|青花室|東京都新宿区矢来町71 新潮社倉庫内(神楽坂)map
定員|30名
内容|作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、以下の展観を機に、出品者のよこたよしかさん(kantyukyo 代表)と、よこたさんをよく知る鈴木良さん(kankakari 代表)の対談をおこないます。当日は参加者に、よこたさん手製の茶菓をおだしします。
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■展覧会|よこたよしか|降りつもる終り
□2025年1月25日−2月4日|青花室(神楽坂)
鈴木さんから|
よこたよしかさんとの出会いは約10年前、日本に帰国してすぐの頃でした。今まで訪れた場所の中でも kantyukyo は一つの大きな衝撃で、当時提供されていた料理を求めて何度も伺いました。その後もよこたさんが水を汲みに行くというブナの原生林にご一緒したり、畑で見向きもされない植物を鮮やかに掬い取る様子を拝見してきました。虫や自然界の目線で生きる彼女の活動は私にとって常に新しい気付きに満ちていて、その全てを含めて生きた総合芸術のように思えます。
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よこたさんから|
万物に見る終るということの意味。終りを知ると始まりを知ることができ、限りを知ると今を知ることができる。食に携わるものとして、残らないものを伝えるとはどういうことなのか。記憶が体内に降りつもり、地層となっているのであれば、答えをくれた終葉に問うてみよう。本質を問えるのは、無言に近いものかもしれない。
講師|鈴木良 SUZUKI Ryo
kankakari 代表。早稲田大学政治経済学部中退、パリ第8大学美術学科卒業、以後14年間フランスに滞在。写真家として活動しながら古物や現代作品を蒐集する。2014年、日本に帰国し約8年間広島で活動。2022年、京都に移り kankakari を作る。現在京都在住。
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講師|よこたよしか YOKOTA Yoshika
1966年広島県生れ。幼い頃より自然界の営みにある儚さに興味を持つ。食べる行為にも同じ儚さがあると感じ、大阪、東京他で修行を重ねるが、自身の感覚と繋がるものはなく、約20年前、広島に kantyukyo を出店。自身の衣食住の考えのもとに、食事は予約制、一日一組。展示会は、案内状から展示期間、設営方法、作り手との交換など、「伝える」ことを見直す会として企画。長年「料理人」と言われることに苦しみ、それを言葉に出来ずにいたが、数年前、「料」という文字が落ちて「理」だけになった一皿に辿り着く。自分には「理」だけで充分だったことがわかり、自然界と食の儚さも繋がり、言葉に出来るようになる。現在は「理の皿」と表現し、それをどのように伝えていくか模索の中にいる。
photo:鈴木良(1-2点目)/よこたよしか(3‐5点目)
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