通信講座|工芸と私27|木村宗慎|青花磁器と茶の湯
通信講座|工芸と私27|木村宗慎|青花磁器と茶の湯
■公開|2023年7月10日-2023年10月15日/約110分
*公開期間後は御購入者も本講座(動画)を視聴できなくなりますので御注意ください
*本講座は2023年6月に工芸青花で開催された講座「工芸と私69」と同じ内容です
*予告篇を公開しています。
内容|作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、「青花の会|骨董祭2023」(以下)の関連企画として、茶人の木村宗慎さんのお話をうかがいます。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20230501.html
講師|木村宗慎 KIMURA Soshin
茶人。1976年愛媛県生れ。神戸大学法学部卒業。少年期より裏千家茶道を学び、1997年に芳心会を設立。京都、東京で稽古場を主宰しつつ、雑誌の記事やテレビ番組、CM、映画、展覧会等の監修を手がける。2008年、日本博物館協会顕彰。2011年、JCDデザインアワード金賞。2011年、宇和島大賞。2015年、グルマン世界料理本大賞 Pastry 部門グランプリ。著書に『利休入門』『一日一菓』(ともに新潮社)、『茶の湯デザイン』『千利休の功罪。』(ともにCCCメディアハウス)など。
木村さんから|中国元代に生まれた青花磁器は、日本に至り、茶の湯の侘びと出会うことで、ひと際個性的な深化をとげました。「青花」とは藍色のコバルトの顔料で、白い素地に絵を描き、透明な釉薬を塗って焼き上げられた磁器のこと。日本では「染付」の呼称で親しまれています。
磁肌を埋める絵画的な表現は、絵の具の原材料と共にイスラム社会からもたらされたものでした。古き伝統も、もとをたどれば活発で旺盛な人の往来の産物。茶の湯の文化も、視点を変えればアジア、果てはヨーロッパとの広い交易の結果育まれたものとも言えます。小さな茶室は、ひろく海外ともつながる窓でもありました。さらに言えば、現代の日本人の暮らしを彩るさまざまな器にとって、母なる大地、肥沃な三日月地帯でありつづけてきました。表情ゆたかな器物の差異はどうして生まれたのか。釉薬のソゲや、形のゆがみ、絵の具の滲みといった瑕疵をむしろ愛好する風はどこからきたのか。
茶室を軸に、中国からベトナム、オランダなどさまざまな地域と、日本での時間の流れが絡み合うことで生み出された「精華」を通して、侘びの姿に親しんでいただけたらと思います。
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