茶話会|永田玄+オオヤミノル|タイ・古陶・珈琲|22日夕
茶話会|永田玄+オオヤミノル|タイ・古陶・珈琲|22日夕
日時|2023年12月22日(金)18時-19時半|開場17時45分
会場|工芸青花|東京都新宿区横寺町31一水寮(神楽坂)map
定員|8名
内容|編集者、収集家の永田玄さんのお話をうかがいます。長崎県美術館で開催中の「永田玄の眼−タイ古陶の美」展(2024年1月21日まで。以下URL)を機に、長年収集をつづけてきたタイ北部の古陶の魅力についてお話しいただきます。当日は会場に古器をおもちいただけます。
永田さんのコレクションについては、かつて『工芸青花』でも特集したことがあります。〈そのオオヤさんが、永田玄さんに会わせてくれた。ふたりの関係の詳細は知らないが、オオヤさんが永田さんを敬愛(畏敬かもしれない)していることはすぐにわかった。もとマガジンハウスの編集者で、スポーツカーの専門家、ゴルフの指南書を著してヒットさせ、小説を書けば種村季弘が讃辞をおくる。近現代写真の収集家でもある。ほかの顔もあるはずだが、オオヤさんは私に、タイ古陶磁の収集家として紹介した〉(『工芸青花』17号)
オオヤさんとは、焙煎家オオヤミノルさんのことで、会の当日はオオヤさんのコーヒーを、永田さん所持のタイの古碗(15世紀)2種でのみながら、という趣向です。
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/912
永田さんから|
現在、長崎県美術館にて「永田玄の眼−タイ古陶の美」という展覧会が開催されています。『工芸青花』17号に於いてもコレクションの一部が紹介されています。約30年に渡って蒐集したこれらの古陶について、極々個人的な視点でお話しさせて頂こうと考えております。何故に続けられたのか、何故に北タイの古陶に拘ってきたのか? これまでの30年、私は「衝動」と「直感」で生きてきました。人間の行動に、深く、強く指示を出しているのは脳ではなく、筋肉、細胞、つまりDNAだとばかりに。この歳になるまで、あちらの壁、こちらの壁とぶつかり、色々としでかしてきて、つまりは誰かしらに多大なる迷惑を掛けて。その結果、玄関からリビングまで堆く積まれた古窯の皿に壺。どうしてこうなってしまったのか、誰の責任なのか? 私は「蒐集家」、草冠の下に「鬼」が棲んでいます。その「鬼」について少しお話しをしようかと考えています。
オオヤさんから|
誰かが作った器にお世話になり今オオヤコーヒがあります。で、やはり気付くことは歴史や文明が作った器は「ドンナンカナァー?」つうところ! 文明や民族が関わる器にコーヒーを淹れるって中々許して貰えないのだが、やっと出会えました。人が大切にしている物、歴史的価値のある物、と聞けばオレのコーヒーを入れたくなる! この様に文明は誰かの茶碗に自分の物を入れ今に至るのだから。今回の茶碗の持ち主、永田さんから聞く所これらの茶碗に入れるべきは、地勢的に茶でなくコーヒーで正解! 宮本常一的にである。
永田玄 NAGATA Gen
1952年東京都生れ。編集者、プランナー、蒐集家。平凡出版株式会社(現マガジンハウス)で雑誌編集を手掛けたのち独立、広告、編集等の仕事に従事。一方で1980年代後半よりタイ文化に強い関心を抱き、タイ北部の古陶を中心に蒐集を続ける。父は長崎県出身の画家・永田力。現在は東京と長崎の2拠点で生活する。
オオヤミノル OYA Minoru
1967年生れ。20歳より喫茶店開業。ネルドリップ、オールドエイジングコーヒー、低カロリー焙煎等を、日本の味作りを踏襲するコーヒーの可能性と考える。ハラスメントと呼ばれる行為と認識の解体再構築理解により生れる、シン労働者によるグローバリズムのギャグ化を計画中。著書に『珈琲の建設』『喫茶店のディスクール』(ともに誠光社)など。
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